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かつて呉服屋を営んでいた大型の京町家を人々が寄り合うレンタルスペースへコンバージョンしたプロジェクト。
会議やセミナー、お稽古ごと、展示会やギャラリーなど多様な用途での利用が想定されている。
その受け皿として、出来るだけ大きな空間として知覚されるように視線の抜けや連鎖を意識した構成、伝統工法特有の火袋といわれる吹抜空間や軸組のダイナミックさが体感できる空間にしつらえている。
1階は中庭へ視線が抜けるキッチン付きの24畳の大広間、2階はアーティストmaisによる襖絵で仕切られた板間と茶室になっている。
「寄り合い」という少し懐かしい響きから名付けられた「ヨリアイマチヤ」は、これからの時代、多様な人々や利用用途をおおらかに受け入れる地域のよりどころになればと期待している。
ヨリアイマチヤ
設計:川島裕一建築設計事務所
施工:松野工務店
企画運営:株式会社 八清
襖絵:mais
撮影:山崎純敬
構造:木造在来工法
規模:地上2階
延床面積:174.5㎡
所在地:京都市
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